部屋の自慢オブジェです。
現在は、使っていませんので。





CARMEN MAKUHARI


CARMENの12V車用のMAKUHARIです。
ファイナルに東芝の2SC2879を8個、ドライブに2SC2290
を2個使っています。
データーシートとよると2879は、12.5Vで100Wの出力を誇
りますので、最大パワーは、800W以上の出力を誇ります。
12Vとしては、最大級のリニアとなります。
このリニアを動作させるには、90Aクラスのダイナモと大型バッテリ
ーが必要ですが、寒冷地仕様ですと、問題無く動作させられると思いま
す。
乗用車にアップバーターを使い24Vをリニアを使う手もありますが、
一人しか乗らないバンならいざ知らず、家族の乗るミニバンや4駆の車
に、リヤに追加バッテリーを充電しながら、運用するのは、充電に発生
するガスの問題、鉄板や木じゃないフルトリムのリヤ部に固定方法や場
所や保守の事を考えると12V専用のハイパワーリニアの方がスマート
です。
自然とリニアは、小型な物でリモコン付がベストな選択です。
となると、子持ちミニバン乗りに、このMAKUHARIは、ベストな
選択です。
妻も、良い物を買ったわねと褒めてくれました(嘘)

MAKUHARIとなってから、スマートな仕上がりでヒートシンクに
カバーが被されてリモコン式が標準となりました。
ヒートシンクにカバーが被された為に、放熱対策として、上面に2個の
ファンが追加されています。
手持ちの物は、ファンの騒音対策のために24Vの物を使用して回転数
を落として使っています。
リモコン式と本体が小型なので、設置場所を選ばない利点があります。
このリニアより、上のクラスになると、リモコンにリーベックスのマッ
チング計が内蔵されています。
MAKUHARIの売りは、低価格、省エネルギーによるハイパワー出
力とガリヒ素FETを採用した、受信アンプです。
ガリヒ素FETを採用していまので、今までの受信アンプと違い、低雑
音、高利得で、以前の物とは、比べようがありません。
省電力に関しては、スーパー変調方式が採用されていまが、これは、送
信事にキャリアの出力を減少させて、ピークパワーを伸ばす手法がとら
れています。
今までは、無線機の方で、キャリアを減少させて、変調の伸びによって
リニアをコントロールする方法でしたが、MAKUHARIでは、無線
機がスーパー変調で無くても、リニア単体で同様な動作が可能となりま
した。
MAKUHARIのスーパー変調は、切替式ですので、スーパー変調に
改造された無線機でも、もちろん問題無く動作が可能です。

MAKUHARIは、試作段階で、ライバルに負けない変調の音が良く
強いリニアを目指したので、CB用にありがちな合成をトロイダルコア
でフィルター無し、で無く面倒なバンドパスフィルター方式を採用を決
めました。
しかし初期段階で車載状態で、マッチングの下がらない個体がありフィ
ルター定数の変更を何度も余儀なくされたようです。
その苦労があって、ライバルに負けない強い変調になりました。
ライバルに比べて、良好な変調特性は、バンドパスフィルターによるス
プリアスが少ない事に挙げられると思います。
スプリアスの混じった1KWとスプリアスの少ない1KWは、どちらが強
いか、簡単にわかると思います。
スプリアスの多いリニアのパワー計が1KW出していても、実際は、基
本波+スプリアス(高周波)で、基本波は、900W以下なんてことも
あります。
同じトランジスターを使ったリニアならば、フィルター無しは1.1K
W位のメーター表示でしたらフィルター付が1KW以下となり、CBの
世界では、メーター読みが多いほど喜ばれる風潮があるためにフィルタ
ーを省く事が多いです。
もちろんフィルターを使うと、コストも上がり、販売価格が高くなるの
を嫌うのも理由のひとつです。
トウハイの昔の200Bなどは、CB用と言っても良くフィルターが一
切ありません。

またリモコンのパワー計は、正確で、ライバルのリニアについている、
リーベックス改の喜ばしメーター(パワーを多めに表示)とは、違っ
ています。

販売価格はリモコンとスーパー変調モードが搭載されて、イナズマより
も安い、13万で販売されていました。
メーカーによると、あと数台の生産で終わりとの事でした。


内部
ファン部
リヤ部








PUMA PL−4K


PUMAのお得意のセラミック管式リニアアンプです。
セラミック管1本、押しの30KD6を2本使用しています。
電源部が別にあり、一体型の物より電源部が強化されていますので、よ
りパワー出るのが売りでした。
当時、ピューマから70万前後で販売されていました。
電源部が別のせいか、アンプ部には、余裕があります。
熱に焼けたセラミックや特大のバリコンなど、痺れますね。
前会社で、オークションで一体型のMシリーズを買って自慢している方
が居ましたが、Mシリーズは、PUMA製にしてはコンパクトで値段も
安いですが、電源関係でパワーはイマイチ伸びないようです。
この4Kは、電源さえ足りれば定格以上AMで2.5K以上出力を誇り
ます。
電源部は昇圧用のトランス、トランジスター、ヒートシンクにより30
キロ位の重量がありますし、CB用のセラミック管用電源部はパワー重
視で効率を最優先しますのでスイッチングノイズ(プー音)電波に載り
高額リニア使用のステイタスとしてユーザーをしびれさせました。
PUMAのセラミック式のリニアには、タイマー回路が内蔵された物が
あり、電源投入後の余熱完了まで、キャリコンが動作しない、凝った仕
様の物が存在しています。
また電源OFFにしても、タイマー回路により、電源ファンが止まらず
に冷却をして、内部の真空管やセラミック管を冷却する仕様です。
ファンは、セラミック冷却用に風量の多いブロアーファンを使っていま
すので、セラミックは、真空管以上の発熱をします。
入力は、3W位ですから、かなりシビアに調整しないと、30KD6を
ぼけさす原因となります。
トランジスター式でお馴染みの受信フンプは、ありません。
現在では、セラミック管や真空管の高騰によるメンテナンスの大変さや
電源投入して、ヒーターが温まるまで待たなければならない事やトラン
ジスター式のパワー合成の上達によって、真空管やセラミックのリニア
を使うメリットは、減ってしまいました。
しかしながら、未だ現役で使い続けるCBが存在するのは、使った事の
無い人には、わからない管式リニアの官能的な世界観や拘りでは、ない
のかと思う次第です。
この4Kは、PUMAにてO/Hし、30KD6×2本とブロアーファ
ンを交換されてチバホビーに保存されていた物を購入しました。
現在のPUMAは、車のコンデンサーチューン、オーディオ電源関係が
メインで、無線関係は、力を入れていないようです。
販売店には、リニア関係の修理品を送らないでくれと、遠まわしに言っ
ているようで、時代の流れを感じます。
ユーザーが無理やり持っていくと、修理は受けているようです。


アンプ部内部
アンプ部リヤ部
電源部








PUMA 3本球

PUMAの初期に製作されたと思われる、30KD6を3本使用したC
B専用のリニアアンプです。
ピューマは、30KD6とトランスが好きなメーカーだと思います。
他のバンドで使用できるか試した所、まるっきり出力されませんでした
のでCB専用としての運用しか出来ないです。
内部には、昇圧用のトランスとトランジスターとメーター用の回路位で
シンプルな構造です。
12V用も存在したようで、銘版には、12Vと24Vの記載があり、
CBブームの絶頂期に乗用車や小型トラック用までPUMAが視野に
いれていた事を考慮すると、かなり古いリニアと思われます。
その後は、殆ど24V用をメインで作っていますので。
当時としては、ハイパワーで300W位でます。
購入は、もちろんチバホビーです。


内部
リヤ部








イナズマ TR−2300

販売当時、売れに売れたイナズマのTR−2300です。
このメーカーが出したリニアは、イナズマ、スカイハンターやウィスタ
ーやドラゴンなどです。
パーソナル用のブースターとしても有名な銅板使用のジャンボシリーズ
も出していました。
ちなみにPUMAは、ジャンボシリーズに敵わずにパ-ソナルのブースタ
ーから撤退したようです。
このメーカーは、ボイスのゴリラの設計に携わった事も有る様で、リニ
アの押しにくいゴリラ用としてスカイハンターを出しました。
また、ボイスの廃業時には、ボイス製品の修理を任されたようです。
このリニアは2SC2510を6個で使用しています。
後期タイプは、2SC3240に変更されています。
ドライブが1個だけでファイナルの6個を押すのも、イナズマだけで、
他メーカーは、ファイナル6個の物は、ドライブを2個があたりまえで
す。
普通は、1個だけでは、ロス等で、6個のファイナルを効率良く、押せ
ないために、2個使いますが、このメーカーは、1個で問題なくファイ
ナルの6個を押して、定格以上のパワーを出力します。

また後期タイプ12Vでも使用可能で、12V時には、350W位出す
ことが可能です。
内部の作りは、とても綺麗で、バンドパスフィルターも入っています。
大型のアルミ製ヒートシンクがケース内に内蔵されて、スマートな外観
に仕上がっています。
正面に張られたアクリル板もTR−2300の特徴です。
価格も安かった為に、結構な数の販売がされたと推測されます。
欠点は、ケースの留め部が前後だけで、中間部分が無いためにケース
が歪んでしまうこと、保護回路が省略されていることが挙げられます。
これは、値段を下げて販売したい為のコストダウンだと、思います。
当時の雑誌を見ると、イナズマ3機種、最大2.4Kまで存在する様で
す。
このTR−2300は、13万前後で販売されていました。
また、シンワ無線から12Vも使えるのが売りで名称が変わり、ステレ
オアンプ、で発売されていました。
この新品が格安でチバホビーに在庫あります。

上面ヒートシンク部
内部
リヤ部








SL−1200


ベンケイPSL−4のコピー品です。
とある販売店がPSL−4を忠実に?コピーして販売していた物です。
しかし本物と違い電源のコネクターが付けられています。
良く見れば、分かると思いますが、カルメンのPシリーズと同じコネク
ターを使用しています。
この販売店は、コピー品のSL−1200が出来るまで、カルメンの
リニアを熱心に販売していたので、今までカルメンのリニアを売った客
に、このコピー品を簡単に販売できるように電源コネクターはカルメン
と同じ物が採用されました。
6FL6が4本で600W以上の出力です。
基盤下にある半固定を調整することによって、CB帯以外でも使用が
可能となります。
本物のベンケイの8本球(AM1.2K)PSL−8の新品が格安で
チバホビーに在庫があります。


内部
リヤ部




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