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NASA通信の山中氏とCBの出会いは、在日米軍の米兵と知り合い、米国のCBを知り 、製造が 始まりました。 製品としてのスタートは、合法CB機に真空管でパワーを上げた、無線機からのスタート と聞きました。 初代の無線機は、手作りで200台ほど作ったと聞いております。 山中氏は、真空管回路に精通していましたので、難しい事では、無かったようです。 NASA技研には、山中氏の若かりし頃に作成した真空管アンプがあります。 その後、オールトランジスター式で社内で黒ちゃんと呼ばれる物から、現在の72GXの 歴史が続きます。 輸出用のCBの合法化を目指した伝説のクラブ、JCFのコールブックにも山中氏の名前 を確認することが出来ます。 JCFの輸出用CB合法化の運動に携わり、支援していたのは、NASA通信が本気で日 本でのハイパワーCBの健全なる発展を願い、協力したのです。 無線機の製造は、輸出用CB機だけと思われがちですが、信和無線の業務機や漁業無 線機の製造販売、申請代行もしておりました。 またNASA通信のCB機は輸出されていないと思われておりますが、輸出もされておりま した、今でも社内には、他国の代理店向けの取り説や銘板が存在します。 以前は、NASA通信にて外装を交換すると、カバーの銘板のシリアルをきちんと入れて くれていましたが、製造の女性が辞められたので、今は、どうなんでしょう。 ミスマッチにてファイナルを飛ばして、販売店で修理する方、またオークションで中古機
NASAのポリシーは、山中氏がミュージシャン志向の影響もあって音響に拘り、製品をを落札される方、ファイナルを確認してみましょう。 72GX−Uの純正のファイナルは、2SC7375です。 これは、NASAが東芝に特注で作らせた物ですので、通常は、NASA以外では、手に 入りません。もし7375が付いていれば、大事に使われて居た物か、NASAで修理をさ れている物です。 もし2SC2098に交換されていた物ならば、NASAに詳しい気の利いた販売店で修理 されていた物と考えられます。 7375は2098の上位版と考えるのが正解で、7375は、2098の選別品です。 製造、販売してきました、今は無き、オーディオ用のミリオンエコー、カーステ、ラジカセ 、自社のスタジオ等のすべては、山中氏が音響に拘っていたことの裏づけです。 NASAの無線機は、拘りある音響の変調が愛されて、高価ながらも支持されて、昭和 時代に、一番売れた無線機となったのでしょう。 |
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