このNASAパーソナル用無線機は、デラックスハリケーンをベースになっ
ております。

変調は72GX−Uと違い、変調トランスが大きく、ベースとなるハリケーン
タイプと変わらない、太い変調です。

通常のパーソナルの無線機のスタンバイピーは、初期のハリケーンと同じ
綺麗なピー音ですが、手持ちの無線機は、Qマーカーとピー音の基盤が
内臓されているので、前面のスイッチにより切り替えて使うことが可能です。

72GX等では、パワーコンを回して、右いっぱいまで回してカチット成ると
10Wですが、この標準タイプのパーソナルでは、5Wの出力です。
パワーコンを最大までまわすと(カチットなる直前)10Wの出力です。
また、ファイナル部にトランジスターが抱き合わせについているモデルや
デラックスハリケーンタイプのようにL型に搭載された出力強化タイプも存
在します。
(抱き合わせタイプは、パワーより変調に余裕が出るタイプみたいです)
新しいデラックスハリケーンでは、不可能ですが、初期のCB用のデラック
スハリケーンは、ナサパーソナル用に改造が出来たみたいです。
またシリアルが古いものは、シングルファイナルから抱き合わせのダブル
ファイナルに改造が出来た、との事です。
(CB用スタンダードハリケーンは、抱き合わせのダブルファイナルです。)

手持ちのタイプは、ハリケーン改造版なので、もちろんL型......です。
サイドには、メーカー出荷時の封印シールが貼ってあります。

またアンテナコネクターの下には、お得意救命ジャックが装備されてのピ
ンジャックを抜けばワイヤレスマイクと同じ出力なので合法です。(笑)

バンドはSTANDには、水晶が実装しておらず、NASAに1個実装され
X.Cに水晶が2個実装されて12chの送受信です。

初期の物は、チャンネルセレクターの5から8のオープンチャンネルは、オ
レンジ色に光る様になっています。
最近の出荷の物は、チャンネル表示の麦球がLEDに変更されています
ので玉切れやアクリル板の焼けの心配が減ります。
RXのランプは、はやりのレインボーLEDに変更して頂きましたので、少
し派手ななっています。

バンドのX.Cのチャンネルの1から4までがクラブのプライベートチャンネ
ル、バンドのNASAとX.Cの5から8がオープンチャンネルで、クラブに
関係なくQSO出来るチャンネルです。

オープンチャンネル以外の周波数とチャンネルはNASAにより決められ
て、クラブの周波数により水晶を変えて実装してます。

現状では、CBに比べ局数は少ないものの、X.Cの5から8まで、クラブを
超えて運用されています。

この無線機は、PA、CBの切り替えのP.CH(特チャン)ポジションにすると
スーパー変調になっており、もう一台の無線機も、同じようにスーパー変調
になりました。
この状態が改造での物か、標準での搭載かは、分かっていません。
内部にP.CH(特チャン)ポジション用の水晶ソケットは、存在しません。



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