このタイプは、スタンダードハリケーンをベースに作られた、通称スタンダー
ドタイプと呼ばれる物です。
スタンダードと呼ばれても、ブラックとは、違い、変調トランスやオーディオト
ランジスター等は、ハリケーンと同じ仕様です。
前面ベーゼルは、デラックスハリケーンの物を使用していますが、普通のブ
ラックタイプのでは、NASAパーソナルのプレートが入れられない為に、使
用されていると、推測されます。
R.FHやP.CHのスイッチは、3段の物ですが、このスタンダードタイプは、2
段の物ですので、スイッチを上部に上げる事は、出来ません。
またスタンダードハリケーンがベースですので、スペースの関係上、デラック
スハリケーンに標準の保護回路がありません。
当時の販売価格は、デラックスハリケーンタイプより2万円程、安く販売され
ておりました。

ヒートシンクが小さめですが、CB用の物と違い、シングルファイナルですの
で発熱も心配いらないと思われます。
CB用のスタンダードハリケーンは、スタンバイピーは、装備されていません
がナサパーソナルで使用されるスタンダードハリケーンは、標準で装備され
ています。

内部を見てみると、水晶のソケットが少ない事がわかると思いますが、6個の
ソケットの内、1個は使用出来なくなっていますので、5個の実装です。
X.Cに2個、NASAに2個、STANDに1個しか水晶を装備することができ
ません。
理由を調べた所、この機種は、クラブの専用で注文を受けた物らしく、他の
クラブの水晶を極力入れられない仕様にしてあるとの事です。
現状では、5〜8までのオープンチャンネルを使用して、クラブを超えての運
用が殆どですので、問題には、なりません。



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