FT−840


FT−747の後継機として販売されたFT−840です。
FT−747は、安いHF機でしたので、CBで使われた方
も多いと思います。
またAMフィルターが内蔵出来るので、BCLにも活躍し
たのですが、840にも、AMフィルターがオプションの
設定がありますが何故か、販売台数も少ないと思います。
840の方が、良好なAM変調が出せるのに、不思議で
す。

FMに出る為には、オプションのFMユニットが必要で
す、これは、747と同じユニットを使います。
FMユニットは、オプションですが、29MHzのレピー
タ用のトーンは、何故か標準装備されています。

PAユニットの作りも、殆ど同じです。

外装は747のプラスチックのケースと違い、安っぽい鉄
板のケースに変更されています。
747のプラスチックケースは、コストダウンで採用された
のですが、シールド効果の為に内部を塗装したために、
鉄板のケースより、高くなってしまったと聞きました。

またコンプレッサーやIF-SHIFTが追加されています。

FT−747で泣き所だったAM変調も簡単に出せて、そ
こそこ使える、コンプレッサーで明瞭度の高いAM変調
が出せます。(AMフィルターつき)




フロント部でFT−747との大きな変更点は、
AGCの切替が出来るようになった事、プロ
セッサースイッチ付いた事、ドライブで無く、
パワーコンになった所です。
AMは、747と違い、良いAMを簡単に出す
事が可能となりました。


FT−747と比べてリヤも端子が増えました。
電源コネクターの処理は、747のコネクターに
変換コネクターを追加した、そんな感じです。

コンプレッサーを少し多めに効かせて、マイク
ゲインを下げ目に使うと、良好なAMとなります。



AMフィルターを追加することによって良好な
AMの送受信が可能となりました。
オプションのFMユニットも付いてます。
当初は、AMフィルターを付けずにSSBフィルター
でAMの送受信をしていましたが、こもった、明瞭度の悪い
受信が苦痛で、AMフィルターを追加致しましたが、や
はりAMフィルターの追加は、変調と送信音が改善されて、
マイクにアドニスのAM−DX1を使う事によって、
良好なAM変調が出せるようになりました。



固定全盛期時代に憧れる、自分なのです。
有名なAM仙台さんから頂いた、プレイバックのテープエコーと
コンプレッサーは、KP−121に落ち着きました。
カツミの702と903と持っていますが、声質がKP−121の
方が、合います。
コンプレッサー、エコーとも電源は、ACから取っています。
マイクは、プリモのUD−844です。
2970N2の上には、Omega Force S45HPを置く予定。



AMフィルターを付ける前には、AM追加基盤を付けようと思っていました。
しかし、ローカル局から、840のAM変調を褒められて、やめました。

747と比べてもノイズブランカーの効きは、段違いに良いです。

AMフィルターをつけたアナログ無線機でAMを聞くのは、最高です。
ちゃんとしたAMフィルターで受信するのも、中々なもんです。
TS−690時代にDSPに憧れて、外付けDSPを買ったのですが、DSPが
当たり前になるとAMフィルターのアナログ機に憧れる、そんなもんです。
これぞ温故知新だと自己満足しています。
趣味ですから、自分が気に入って納得して購入すれば良いのです。

当時は、FT−757も多かったですが、こもった変調でプラス変調されても、
受信する方は、たまりませんでした。
同じヤエスでもFT−767の変調は、良かった記憶があります。

HF機でAMは、明瞭度の良い変調を出すことが重要だと、思います。


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